住吉神社は、福岡県福岡市博多区住吉にある神社で、筑前国一之宮として知られています。この神社は日本全国に約2,300社存在する住吉神社の中でも、最も古いとされており、住吉大社(大阪市)や下関の住吉神社と並び、日本三大住吉と呼ばれています。
御祭神とご利益
住吉神社は、底筒男命(そこつつのおのみこと)、中筒男命(なかつつのおのみこと)、表筒男命(うわつつのおのみこと)の住吉三神を祭神としています。
伊弉諾大神(いざなぎおおかみ)が筑紫の日向の橘の小戸の阿波伎原でミソギハラヘ(禊祓)をされたときにお生まれになったと「古事記」に記されています。
住吉神社は、除災招福や航海・海上守護の神様として古くから広く信仰されています。
歴史と社殿
当社の歴史はおよそ1,800年以上前に遡ります。全国に2,129社ある住吉神社の中でも、最初の神社とされており、古書にも当社のことを「住吉本社」「日本第一住吉宮」などと記されています。
社殿は「住吉造」と呼ばれる独自の様式で建築されており、柱・垂木・破風板は丹塗り、羽目板壁は白胡粉塗りです。屋根は切妻の直線形で、出入り口は直線型妻入式という特徴があり、国の重要文化財に指定されています。
境内とおすすめスポット
住吉神社の境内は広大で、春には御田祭、夏には名越大祭、秋には例大祭(相撲会大祭)、冬には追儺祭など、季節ごとにさまざまなお祭りが行われています。
おすすめスポットには御神木、一夜松、古代力士像、恵比須神像、志賀神社福分小判、のぞき稲荷などがあります。
住吉神社は、福岡を訪れる旅行者にとっても魅力的な場所です。
コメント