福岡城跡

福岡城跡は、福岡県福岡市中央区にある、江戸時代初期に築城された平山城跡です。別名「舞鶴城」とも呼ばれ、国の史跡に指定されています。

歴史

福岡城は、豊臣秀吉の家臣であった黒田長政によって築城されました。慶長6年（1601）に着工し、7年の歳月をかけて完成しました。

福岡城は、江戸時代を通じて福岡藩の藩主である黒田氏の居城として使用されました。明治維新後、明治4年（1871）に廃城となり、建物は取り壊されました。

現在

現在、福岡城跡は舞鶴公園として整備されています。公園内には、福岡城跡の遺構である石垣や堀、天守台などが残されています。また、福岡市立美術館や福岡アジア美術館などの文化施設も併設されています。

見どころ

石垣
福岡城跡の石垣は、野面積みと呼ばれる技法で築かれています。野面積みは、自然石を加工せずに積み上げる技法で、力強さを感じさせる石垣となっています。

天守台
天守台は、かつて天守閣が建っていた場所です。天守閣は明治維新後に取り壊されましたが、天守台からは福岡市街地を一望することができます。

福岡市立美術館
福岡市立美術館には、日本の近現代美術作品を中心に約10,000点の作品が収蔵されています。

福岡アジア美術館
福岡アジア美術館は、アジアの近現代美術作品を収蔵・展示する美術館です。

アクセス

電車：地下鉄空港線「天神駅」より徒歩約15分
バス：西鉄バス「天神」バス停より徒歩約10分
営業時間

公園：24時間開放
福岡市立美術館：10:00～17:00（月曜日休館）
福岡アジア美術館：10:00～17:00（月曜日休館）
料金

公園：無料
福岡市立美術館：大人1,200円、高校生・大学生800円、中学生以下無料
福岡アジア美術館：大人1,800円、高校生・大学生1,200円、中学生以下無料