福岡の東長寺
東長寺は、福岡県福岡市博多区にある真言宗の寺院です。山号は南岳山、正式名称は東長密寺です。博多旧市街にある寺院の一つで、弘法大師空海によって建立されたと伝えられています。
歴史
東長寺は、大同元年(806年)に弘法大師空海が唐から帰国した際に建立されたと伝えられています。当時は海辺にありましたが、江戸時代初期に福岡藩主・黒田忠之によって現在地に移転されました。
東長寺は、江戸時代を通じて博多の有力寺院として栄えました。明治維新後には、廃仏毀釈の影響を受けましたが、その後復興されました。
見どころ
本堂
本堂は、江戸時代初期に建てられたもので、国の重要文化財に指定されています。本堂には、釈迦如来像、阿弥陀如来像、薬師如来像の三尊像が安置されています。
五重塔
五重塔は、平成23年(2011年)に建立されたもので、高さは約30メートルです。五重塔は、釈迦の遺骨である仏舎利が納められています。
博多三大祭りの山笠
東長寺は、博多三大祭りの一つである「博多どんたく」の山笠が奉納されています。博多どんたくの山笠は、毎年7月に開催される祭りで、東長寺の山笠は「東流」と呼ばれています。
アクセス
電車:地下鉄空港線「祇園駅」より徒歩約5分
バス:西鉄バス「東長寺前」バス停より徒歩すぐ
営業時間
9:00~17:00
料金
拝観料:大人300円、小人200円
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